キンモクセイ

気がつけば今年もあと2ヶ月となりました。
最近はやっと猛暑を超えて過ごしやすい気候となりましたね。
もうずっとこの気候が続いて欲しいのですが、きっとすぐに寒くなるのでしょう…

このくらいの気候になると毎年キンモクセイの「二人のアカボシ」が聴きたくなってきます。
キンモクセイは1998年に結成されたバンドです。
日本の歌謡曲の懐かしさを感じるサウンドがとても魅力的です。
大瀧詠一ナイアガラサウンドの流れを汲んでいる貴重なバンドでもあると感じています。
その中でも「二人のアカボシ」はキンモクセイと言えばこの曲!と呼べる代表曲だと思います。
情景の浮かぶようなうつくしい言葉の連なりに絡まる絶妙なメロディーライン。
歌い始めの「夜明けの街」という歌詞で個人的にはもう優勝してます。
また、シングルのジャケットデザインがラーメンのチャルメラをオマージュしているのも好きでした。(Wikiで調べた所、二人のアカボシデザインのチャルメラも出ていたとか)
MVにも屋台のラーメン屋が映っていましたね。

ノスタルジーに浸れる一曲ではないでしょうか。

「車線変更25時」も一緒にどうぞ。( MVがショートVerしかありませんでした)

模写

昔から絵を描く事が好きです。
小さい頃からドラゴンボールの表紙絵等をよく写し紙でなぞっていて、
中学の頃に写し絵を卒業してアニメや漫画のキャラをよく模写をするようになりました。

模写は自分の線をイメージして自由に描く絵とは違っていて、どれだけ同じ絵に近付けるように正しと思える線を探せるか、言わば根気の勝負な所があると思います。
同じ絵でも描き方の質が全く違う気がします。
(音楽のオリジナル曲とカヴァー曲のような違いでしょうか)

今でもたまに描きたい欲が来たタイミングで模写チャレンジをするのですが、年齢を重ねて時間をかける事が上手になり、それに合わせて絵の精度も増したように思います。

学生時代はその日に描き切らないと!早く完成させたい!の気持ちの焦りが正解を遠ざけてしまってのかもしれません。

体力も集中力も速さも落ちましたが、絵の上達と共に時間を重ねることも素敵な事だと思うこの頃です。いい感じに熟成出来ますように。

少し前ですが模写した庵野監督を貼り付けて今回はこの辺で。

時には起こせよムーヴメント

最近ふと90年代~2000年代の邦楽を聴き返しています。
車のカーステから、ウォークマンから、TVから何度も聴いた楽曲達…
CDのトップチャートはミリオンヒットの連発でとても日本の音楽業界全体が潤っていた時代だったような気がしています。

最近は音楽も配信が主流になり、自分もCDを滅多に買わなくなってしまいましたね…
今回はそんな思い出の中から印象に残っている楽曲をいくつかピックアップしたいと思います。

KISSからはじまるミステリー/KinKi Kids
堂本剛が主演のドラマ金田一少年の事件簿の第2シリーズのEDテーマでもあったこの楽曲。
作曲は山下達郎、作詞が松本隆とあまりに豪華すぎるタッグです…
デビュー作であり大ヒットを記録した「硝子の少年」もこの豪華タッグによる作品です。
KinKi KidsのYoutubeチャンネルでは今の2人が歌ってるライブ映像があります。生演奏をバックに歌っているのも非常に良いです。

Let yourself go, Let myself Go/Dragon Ash
ミクスチャーロックバンドDragon Ashの4枚目のシングル。
この辺りからDragon Ashを中心に一気にヒップホップブームがやって来た記憶があります。
Dragon Ashの中でも特にヒップホップ色の強いアルバム「LILY OF DA VALLEY」は学生時代にかなり聴き込んだ1枚でした。
早朝の空が白んできた時にこの曲を流すのが個人的に一番好きな聴き方です。
MVは今見ても洗練されてて大好きです。

パラシューター/Folder
小中学生の男女混成ダンス&ボーカルグループ。
当時メインボーカルのDAICHIが後の三浦大知だった事を知った時は驚きました…。
改めて楽曲を聴いた時にコーラスや音の感じがSMAPの「ダイナマイト」と似てるな、と思って調べたらどちらも小森田実と同じ作曲家の作品だったのも面白い発見でした。どちらも聴いてて気分をグッと上げてくれる楽曲です。

Be cool!/野猿
とんねるずのみなさんのおかげでした」の番組で結成された音楽グループ。
メンバーがとんねるず+番組スタッフで構成されていたのも面白かったです。
当時のこういったお笑い芸人の音楽グループは楽曲のクオリティがとても高くて
今聴いてもカッコイイなと感心してしまいます。(ダウンタウンのGEISHA GIRLS、ウッチャンナンチャンのポケットビスケッツブラックビスケッツetc…)

アイドルグループ多めの紹介になってしまいましたが、やはり楽曲にお金かけてるなぁと思いますね…いい時代だ…

6月に差し掛かり天気も雨の予報が少しづつ増えてきたように思います。
今回は雨の歌、雨の時に聴く音楽を少しピックアップしました

・ゲントウキ/追憶のレイニーデイ
キリンジや以前に紹介したMAMALAID RAGのように
はっぴいえんどの源流を感じる素敵な一曲です。
アルバムのジャケットイラストを中村佑介が担当していたのも驚いた記憶があります。

・Nujabes/aruarian dance
アニメ サムライチャンプルーのサウンドトラック「Departure」に収録されている一曲。
梅雨の時期になると毎年聴いてしまいます。
アニメも非常におススメです。

・荒井由実/雨の街を
1stアルバムの「ひこうき雲」に収録されている1曲。
以前にNHKの特別番組「MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~
の放送回がきっかけで自分はこの曲を好きになりました。

・今井美樹/雨にキッスの花束を
作曲がKANという事もあり上質なミディアムテンポのポップなナンバー。
アニメ YAWARA!の2期OPでもあります。
OPアニメーションもオシャレで好きです。

OP verはこちら

倉橋ヨエコ/今日も雨
ネガティブな感情はそのままに、前を向いていける
力に変えてくれるようなそんな力強い一曲です。
15年ぶりの活動再開のお知らせも嬉しいニュースでした。

気付けば邦楽ばかりになってしまいました…

70’s Music #5

 今回は、Grover Washington Jr. のアルバム “Winelight” に収められた名曲「Just the Two of Us」を取り上げます。このアルバムは1980年1にリリースされ、多くのファンに愛され続けていますが、そのバックを務めるのは前回の記事で紹介した「Stuff」のメンバーです。

Just the Two of Us / Grover Washington Jr.

 「Just the Two of Us」では、Richard Tee のフェンダーローズとSmall Stoneフェイザーの組み合わせが、とても心地よいサウンドを生み出しています。この独特の音色は、独特のピアノ奏法と二分する彼のシンボルサウンドとも言えるもので、曲全体の雰囲気を一層引き立てています。

 この曲のコード進行は、「Just The Two of Us進行」としても知られ、多くの楽曲で使用されています。実際、1999年に椎名林檎が「丸の内サディスティック」に取り入れたことで、若い世代の間では「丸サ進行」とも呼ばれるようになりました。このコード進行は、D♭maj7、C7、Fm7、E♭m7、A♭7 で構成されており、これをベースにした楽曲が数多く存在します。

 J-POPの世界でも、このコード進行は非常に人気があり、ORIGINAL LOVEの「接吻」やMISIAの「つつみ込むように…」、BONNIE PINKの「A Perfect Sky」などでも使われています。このように、シンプルでありながらも印象的なコード進行は、多くの楽曲に影響を与え続けています。

  1. ぎりぎり1970年代ではありませんが、近いということで取り上げました。 ↩︎

70’s Music #4

 20代前半のころ、私は音楽の世界で新たな出会いを経験しました。それは、アメリカのフュージョンバンド、Stuffとの出会いでした。当時、バンド活動をしていた私は、ハードロックから徐々に軽い音楽へと移行している最中でした。そんな中、レコード店で偶然目にしたStuffのアルバムジャケットに引かれ、ジャケ買いしてみたのです。

 最初にそのレコードを聴いたときの感想は、「なんじゃこれ?」というものでした。しかし、唯一「My Sweetness」だけは、当時のFMラジオ番組で流れていたため、すでに耳に馴染みがありました。それでも、全体としては少し異質な感じがしました。特に「Foots」のイントロは聴いているこっちが恥ずかしくなるほどの印象でした。

 しかし、それから何度も聴き返すうちに、少しずつStuffの音楽の良さがわかってきました。その独特のグルーヴ感やメロディーの美しさに惹かれていったのです。さらに、当時偶然知り合ったバンド仲間にも同じように彼らの音楽を愛する者がいることを知り、ますます盛り上がりました。その後、彼らと一緒にStuffの曲をカバーするようになりました。

 残念ながら、Stuffのメンバーの多くはすでに他界してしまいましたが、80年代に観に行ったThe Gadd Gangのライブや渡辺貞夫さんのライブでの素晴らしい演奏は、今でも鮮明に覚えています。そして、StuffのキーボーディストであるRichard Teeは、私が最も敬愛するプレイヤーの一人です。彼のゴスペルを基本とした独特の演奏には、今でも学ぶことがたくさんあります。

当時のFM番組 軽音楽をあなたに で流れていた My Sweetness
この曲のピアノソロはRichard Teeの典型的なスタイルで、当時衝撃を受けました

AI活用

最近AIの進化が凄まじく、二つ前の70’s Music #3 の記事もAI+人力修正で書きました。画像もAIによるものです。

そんなときにお客様から「ホームページが表示されない」とのご連絡をいただきました。

大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした
ご指摘いただいたお客様、ありがとうございました

急いで復旧作業を試みましたが、使い慣れていないシステムだったこともありなかなか解決に至らず、そこでいくつかの生成AIに質問してみました。

それっぽい回答は得られ新しい知識も得ることができましたが、やはり決定的なものはなく、結局バックアップから戻してとりあえず復旧させました。原因が判っていないため、またダウンするかも知れません…😨

実はこのトラブルが起きる前からいろんな生成AIを試していて、このブログのヘッダー画像や、4月5月のピアノ室クーポンの画像も生成AIによるものです。

ホームページもなんとか復旧したので、今度はCスタジオでゴリラにドラムを叩かせてみました🦍


他にもAIを使って簡単に動画が制作できるソフトを使ってショート動画を作ってみましたのでぜひご覧ください。

春雨道中

4月になって穏やかな気候と共に春の訪れを感じます。

そんな時期に聴きたくなる1曲を紹介させていただきます。

MAMALAID RAG/春雨道中

ママレイドラグはVo.田中拡邦を中心に2002年頃から活動を開始した日本のロックバンドです。
デビュー当時は現代のはっぴいえんどと言われていたそうで、
繊細な歌詞とメロディーの節々からその流れを強く感じることが出来ます。

初めてこの春雨道中を聴いた時、音が鳴った瞬間からメロディーの素晴らしさに「これは名曲だ…」と納得してしまった記憶があります。

この春雨道中が入っている1stアルバム「MAMALAID RAG」も素晴らしいアルバムですので、是非一度聴いてみてください。個人的には夜汽車という曲が大好きです。

また活動20周年を記念して1stミニアルバムの「春雨道中」がアナログ盤で
リリースされています。完全生産限定盤とのことですので、この機会に手にしてはいかがでしょうか?

勿論、自分は購入済みです(笑)

70’s Music #3

70年代の音楽を掘り下げるこのシリーズ、今回はクインシー・ジョーンズのアルバム「Sounds…and Stuff Like That!!」を紹介します。

当時よく聴いていたアルバムの中でも、特に思い入れのある一枚です。中でも4曲目の「Tell Me A Bedtime Story」は、ハービー・ハンコックのピアノソロが光る名曲です。

この曲は、ハービーが即興で弾いたピアノソロをクインシーが譜面に起こし、ストリングスアレンジを加えたという逸話があります。ハービーの自由な演奏とクインシーの緻密なアレンジが絶妙に絡み合い、聴く者を魅了する一曲です。

アルバム全体を通して、クインシーの多彩な音楽性が表現されています。ジャズ、ソウル、ファンク、ロックなど、様々なジャンルの要素が混ざり合い、独特な世界観を作り出しています。

70年代の音楽が好きな方、クインシー・ジョーンズのファンの方にはもちろん、音楽好きなら誰でも楽しめるアルバムです。ぜひ一度聴いてみてください。

70’s Music #2

ダイレクトカッティングといえばこの曲(アルバム)もよく聴きました。

I Thought It Was You / Herbie Hancock from Album “Directstep

当時画期的だったヴォコーダーという、キーボードの音をマイクから入力した声と合成し、歌声のような音を鳴らす楽器でハービーが見事に歌っています。
私もRolandのヴォコーダーを買ってみましたが、このナチュラルなピッチベンドは到底真似のできるようなものではありませんでした。

ダイレクトカッティングということで、ハービー自身で鍵盤を被せることができないため、サポートのキーボディスト ウェブスター・ルイスと演奏しています。

この記事を書くためにこのアルバムについて再度調べていたところ、初期に発売された別テイクのアルバムがあることを知りました。
しかしヤフオクで2万円という値段だったので、諦めムードで一応メルカリを見てみたら、4700円で出ていたので思わずポチってしまいました😅

40年以上聴いてきた曲の別テイクが聴けるなんて、むちゃくちゃ楽しみです😍